もりのなか。

 

 

6月の森の中は、春の姿から初夏の姿に移り変わっていました。いつも歩く道の植物たちの景色が変わっていく、季節のちから。。

 

春のミズバショウが原始時代にみたいに大きくなっているのを見ると何故かわくわく。。

 

小さな黄色の花があちこちに*オオダイコンソウ、ハナニガナ、ヒメヘビイチゴ・・ 

 

この森でずーと定番のマイズルソウやオオバナノエンレイソウ、ツクバネソウは花を終えて実をつけていて・・ 

 

サイハイランやヤマブキショウマの花がきれいで、マムシグサがかっこいい、チシマアザミが道案内のように歩く先々に・・これからヨブスマソウやオオウバユリの背丈が伸びてくるんだろうなぁ・・

 

そして、ずっと待っていたフタリシズカが満開。「まんかい?」というのはちょっと違うかな…ひっそりと、でも存在感を放って一面に咲いている姿・・ファー・イースト・フラワーエッセンスのフタリシズカをとると、きまって「深い森に行きたくなる」のですが、まさに、広葉樹林の下の薄暗い中に居ました。花穂2本でフタリかな、と思いつつ、花穂一本もあれば三本、四本もあり、図鑑の解説通り・・無花被の雄しべの姿。能楽「二人静」で静御前とその亡霊の舞姿から名が付いているという、この花の姿。生い茂る木々の下に差す細い陽光を浴びて、きっと誰もいないときには舞っているんだろうなぁと。

 

見惚れて・・いつも森に入るとキョリの割に時間ばかり経っていて、帰り道は急ぎ足…また来るね。

 

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芒種末候・第27候(七十二候)

暦でいうと梅の季節。

6月の畑のかおりたいむで、

昨年漬けた梅を使っておにぎりを作りました。

定番の和の味ですが、

こんな小さな手しごとが、ご参加の方々にとって、

暮らしの実感と本来の食感を確認するひとときになったようです。

あたらしいレシピも取り入れつつ、

やっぱり定番の滋味素食、大事だなと思いました。