かるた大会６回目。不動の座・・

大寒と節分の間の時季は、自然の威力を突き付けられる真冬の吹雪がやってくる当別です。人間はじーっと吹雪が通り過ぎるのを耐えて待っている…そんな日が毎年この時季に何度かやってきます。

こころの中にも、そんな日がやってくる。。という方もいらっしゃるかもしれませんね、レメディ―でのセルフケアもおすすめですが、ジェモエッセンスやフラワーエッセンスもかなりおすすめです。

冬の間３月いっぱいまで、フラワーエッセンスのお試しセラピーをしています。60分お話をお聞きしてファー・イーストフラワーエッセンスをご紹介します。相談料：1000円。3か月無料アフターサポートいたします。どなたでもどうぞ。直接お越しいただく、またはお電話、オンラインでお受けします（初めての方はお電話以外でお顔の見えるセラピーでお受けします）。

では、かるた大会後半戦、今回登場するレメディ―たちは、ホメオパシ―では不動の座をもつ、ゆるぎない働きをもっています。。

「おたふくかぜには マーキュリー」

「はなみずと くしゃみがひどい ネイチュミュア」

「たんきで イライラ ナックスボミカ」

「ずっと パソコンしごとは つらいよ ナックスボミカ」

Merc.（マーキュリー）は水銀から作られたレメディ―です。水銀は常温で凝固しない唯一の金属元素です。始皇帝が不老不死の薬として使ったことはよく知られていますね。今では農薬やワクチンの成分、少し前までは歯科治療にも使用され、生活圏に存在する物質です。ハーネマンのマテリアメディカでは、この原物質を実験的に摂取すると、目眩や頭の混乱、注意散漫、また目の炎症や腫れ、化膿、潰瘍、歯肉の炎症、緑色の粘液の排出などの症状が現われた記述があります。寒気と熱感が交互に来たり、いらいらし、不平に満ち…等、不安定な落ち着きのなさも特徴です。この特徴がMerc. のレメディ―の特徴にもなっているのですね、暑がりで寒がりで体温計の水銀のように変動し、性格もつかみどころがない等の状態があるときに役立つレメディ―です。実際、口内炎や歯茎の炎症、化膿しているとき、大量の汗をかいている、歯科治療をしたあとの不調、子どもの罹る耳下腺炎、などに同種のレメディ―です。ホメオパスが健康相談でお選びすることの多いレメディ―です。子どもの罹る病気にもMerc. があるとセルフケアで対応しやすいですね。

Nat-m.（ネイチュミュア）は岩塩から作られたレメディ―です。塩は調味料としても身近なミネラルなので、その特徴もイメージしやすいかもしれませんね。塩の主な成分のナトリウムは、神経伝達や筋肉の収縮と関わる必須ミネラルです。体内でこのナトリウムの過不足があると、身体の機能に支障が出てきます…　ハーネマンのマテリアメディカによると、くしゃみや咳からくる頭痛、蝕むような刺激性の涙、喉に多量の粘液、頻尿、痒い水疱など、水分バランスと関わる記述があります。精神面では悲しく物思いに沈む、泣かずにはいられない…など悲しみの感情について記述があります。実際、頭痛があるときや、透明な鼻水が出る風邪症状のとき、花粉症などに役立つレメディ―です。悲しみの感情を心の奥深く、塩の結晶のごとく硬くしまい込んでいる人が、インナーチャイルドと向き合うときにもおすすめのレメディ―です。　かるたの白クマさんのようにくしゃみが止まらず、水っぱなをかんで箱ティッシュが空になりそうなとき、Nat-m. おすすめですね。

Nux-v.（ナックスボミカ）はマチンシというマチン科の植物から作られたレメディ―です。ホメオパシ―のレメディ―にはマチン科の植物から作られたものが割と多くあります。マチンシには中枢神経に影響する成分が含まれており、この植物の特徴がNux-v. のレメディ―の特徴にもなっています。ハーネマンのマテリアメディカには、頭がぼうっとする、圧迫痛のする頭痛、目の痛み、目に焼けるような感覚、目やにのような粘液、目の腫れ…など頭痛や目の症状について記述されています。また食後のむかつき、胃痛、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢…など消化の問題、咳や胸部の狭窄感、喘息様の症状など、呼吸器に関する症状についての記述も多く、精神面では立腹しけんか腰、激しく非難する、悪意に満ちた眼差し…など激しい感情が特徴的です。実際にデスクワークによる交感神経優位の仕事で神経が疲労しているときに役立つレメディ―です。そしてその疲労をコーヒーやタバコなどで紛らわして更に頑張っている神経興奮状態のとき、いら立って攻撃的になっているとき、その緊張状態からくる吐き気や嘔吐、便秘などに同種のレメディ―です。幅広い症状に対応するレメディ―なので、日常使う場面の多いレメディ―ですね。かるたのひよこさんも、パソコン仕事の人も、目がしょぼしょぼ…イライラ…なんと上手いイラストでしょう☆　Nux-v. をとってらくになってね。。

今回のレメディ―、使ったことがある方も多いのでは？

後半もおすすめのレメディ―がつづきます・・

では次回に。

※ここで取り上げているレメディ―の特徴は、効果効能ではなく、ハーネマンのマテリアメディカをもとに、原物質の特徴と同じような症状があるときに使うことで自己治癒力が高まり本来の健康体をとり戻す、という同種療法の視点でとらえています。ここではハーネマンの『マテリアメディカプーラ（日本語訳）』をもとにお話しています。

※当センターではホメオパシーのレメディ―をご紹介しておりますが、レメディ―等の販売は一切行っておりません。お困りの症状があるときには健康相談でレメディ―をお選びします。お気軽にお問い合わせください。