春立つ。

 

 

節分に「節分ですね」のメールをあちこちからいただきました。

 

ありがとうございます。

 

 

 

連日の積雪で雪かきに追われて予定を変更しないといけない方、霜焼けが限界で悲鳴を上げている方…そんなに困っていない方にとっても、まだまだ続く雪と寒さの中にいる身には、「節分」の季語は深く響きます。。

 

毎年ふゆは、夏場に採種した植物をじっくり人体実験(?)して薬効を観察する私・・年末年始はいただいたヤマブドウの薬酒を続けていました。足の冷えが全くなくて効果を実感。

 

そして最近はマタタビ。これも昨9月、胡桃の実が落ちる時季にいただいたもの。薬酒にして4か月ほどで濾して、毎朝晩とっていました。身体がとても軽くなって、気持ちも軽くなって、億劫な雪かきもがんばれる、雪道を歩くのも苦じゃなくなる・・こころの疲れがとれる感じ・・予想以上に「いいなぁ」を実感。

 

マタタビは「果実をアルコールに漬けこみ、神経痛や冷え性には、この薬酒を朝夕服用する」と牧野和漢薬草大図鑑に記述があり、ホメオパシーでもマタタビをアルコールにつけたものを、冷え性や疲労があるときに使うことがあります。心が傷ついた人のトラウマを癒すときにも助けになる植物なのかなと思います。

 

「また旅にでる」活力をくれる植物かな。。この冬の冷え+雪かき・交通障害に疲れてきたなという方に役立つのかも、と思います。

 

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立春初候・第1候(七十二候)

節分はまさに季節の分け目。立春から第1候の始まり。

東風が吹き始めて暦のうえで春が立つ季節の始まり。

雪に埋もれているのは変わらずですが、空気がこの日を境に変わります・・

陽が長くなって雪に差し込む陽の角度が変わるからでしょうか・・

何かが少しだけ春めきだします。

それは植物たちのほうが顕著で、

室内鉢植えの葱がつんつんと伸びてきたり、ヘデラの新芽が伸びてきたり。

部屋の室温で地面とのつながりを断った鉢の中なのに、

「なんでわかるの?」とこの時季にいつも思います。