3.11。

ご卒業を迎えられる皆さまにお祝い申し上げます。

 

また、時を経て東日本大震災の3.11。

今なおご不便の中におられる方々、

心に辛さを抱えておられる方々にお見舞い申し上げます。

 

まだまだ寒さの中にある江別ですが、少しずつ雪が春の固さに変わり、

吹く風に春の匂いが漂う時季になりました。

 

今日は、ホメオパスの症例検討会がありました。

症例を発表してくれた仲間のホメオパスのお話は、

終始、長年のキャリアが垣間見られ、

身体症状と心の背景をタイミングよく読み取ってレメディーを選択し、

言葉のレメディーを投げかけ、主訴を治癒に導くプロセスを、

深く学ばせてもらいました。

 

その中で「愛をもってすべてを受け入れる」ことで、

胃の症状と向き合うお話がありました。

 

簡単そうなひと言ですが、それはとても難しいことでもあり、

それがゆえに、病気を抱えている人がなんと多いことか。

 

それは、自分が自分を許すことと繋がります。

相手を許しても自分を許せていなかったり、

相手が自分を許してくれていても、自分が自分を許せていなかったり‥

誰もがいちどは経験していることかも知れませんね。

 

2011年の3.11、

風織の通信に、「原発にありがとうの波動を送ろう」と、

メッセージを書いたことがありました。

日本中に恐怖と不安と怒りが満ち満ちていた頃、

「ありがとうなんて言えるわけないっ」と白い目で見られながら。

 

怒りの波動ではなく、感謝の波動で放射性物質の流出を、

少しでも食い止めようとする動きがあり、

それは静かな波紋となって広がっていきました。

 

その波紋が波紋を生み、揺れ動き続けるこの13年間の日本を

下支えしてきたように思います。

 

許すこと、それは怒りを押し殺すことでもなく、

自分を我慢させることでもなく、

自分自身をみとめて、癒して、ゆるすこと。。

 

それはコロナ禍を経て、社会の沢山の問題と不安を抱きかかえながら、

それでも心のどこかで種火を灯し続ける、

だいじな日本人のこころではないかと思います。

 

傷を抱えた方々に温かな春のひかりが届きますように。。

能登半島地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。